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〒663-8247 西宮市津門稲荷町1-28-2F端

子ども・子育て新システムnew system

子ども・子育て新システムについて

平成23年3月国会に法案提出を予定されていましたが・・・予算案が決らないとして、6月に法案提出をされる見込みです。
     日本経済新聞      47NEWS
結局、審議しても何も決められなかった・・・って事ですね。

今回の緊急連絡は最悪です。
厚生労働省管轄の保育事業と文部科学省管轄の幼稚園などの一体化を図り、且つ、企業参入を行なって、経済発展を狙った・・・所謂、子どもを対象とした「ビジネスチャンス」を狙った制度改悪が2013年までに実施される可能性が出てきました。
西宮市での指定管理者制度で困った・・・って言っている場合ではなく、国の制度として、確立されてしまいそうです。
これらは以前より、「介護保険制度」を参考に「子育て」もビジネスとして捉え、市町村は親の就労を確認して、利用時間を切り売りする制度です。
利用者はそれぞれの施設へ個人契約を行なう事になり、入所判断基準は認定内容を基に行なわれます。
「介護保険制度」も於いては介護度を先ず、コンピュータによって判定し、役人によって、最終介護度を確定します。
介護度のランクにより、利用する為の費用が決り、一月の間、どれだけの時間が介護として、サービスを利用できるのかとなります。
場合によっては複数の施設に通う場合もあり、予定外の介護は自費により、買う事になります。
その様な事を子育ての中に取り入れる事に・・・
私たちは「働く権利」を求め、学童保育と云う、保育所を確保し、市町村の事業として、条例化させ、保育の質の向上や施設の改善を求め、今の学童保育を作り上げてきました。
「新システム」に於いてはすべて、根底から子育てに関する制度を作り直し、今の「児童福祉法」も効力の無いものとなります。
保育所、幼稚園は大きく内容が異なっています。
それを無謀にも一体化した「こども園」として企業への子育て事業を丸投げです。
学童保育に於いては・・・下記の点が懸念されています。
1)親の就労に合わせた利用となり、一週間に2日しか学童が利用出来ない・・・また、利用時間も午後4時まで・・・となり、お迎えを強要される。
2)利用者が個人で各学童への入所希望を行なう為、企業の方針に同意できない利用者は断られます。
  場合によっては、利用制限を掛けられて、他の学童への利用を余儀なくされます。(西宮市に於いては一校を除き、学校の敷地内に施設があります。これらは学校から学童へ移る場合に子ども達の安全を考えた時、やはり学校敷地内にある事が一番安全である。とした、先輩父母達の運動の結果です。)
3)学童を利用できるとなっても、利用時間を決められ、それ以上の保育をお願いする場合は追加料金を支払う事となり、また、習い事などサービズの一環として、押し付けた保育に対しても利用料金を払う必要が生じます。
民主政治になり、子ども手当ての支給が謳われていますが・・・支払う相手は企業です。
支払った手当を基にもっと、サービスを購入してくださいとなります。
現物給付となり、今の介護保険などと同じ仕組みであり、介護を受ける為に更に利用料の上乗せが自己負担として、重く圧し掛かってきます。
この様な制度を考えている民主の政治家は特に保育に関する専門家を有する事無く、経済発展の為、雇用拡大、経済発展のビジネスチャンスが得られる分野であるとして、認可を受けない企業参入も認めようとしています。
保育内容についてのクレームを付けようものなら、退所を迫られる。
父母同士のイザコザも企業としては鬱陶しいものであり、面倒なら退所・・・「働く権利」を求め、働いているが・・・「こども園」や「学童保育」での過剰なサービスの押し売りで子どもを預ける為に働く様なもの・・・根底から覆される事になります。
福祉四団体での署名活動を開始し、この様な制度改悪を許さない取り組みが必要になります。
是非、皆様の署名を・・・一筆でも多く、ご協力をお願いします。

具体例を加えて・・・「新システム」紹介へ・・・

※「新システム(兵庫版)西宮市学童保育連絡協議会」←「データ倉庫」より、ダウンロードしてください。
※新システムに関する動画は「動画情報」から見る事が出来ます。

第180回 通常国会 内閣府から国会に提出した法案(平成24年3月30日)

データ倉庫」からもダウンロードできます。
*子ども・子育て支援法案
 【概要】【要綱】【法律案及び理由】【参照条文
*総合こども園法案 
 【概要】【要綱】【法律案及び理由】【参照条文
*子ども・子育て支援法及び総合こども園法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
 【概要】【要綱】【法律案及び理由】【新旧対照表】【参照条文

マンガによる「新システム」の紹介

保育所向けですが・・・マンガによる「新システム」の紹介がありましたので、紹介します。
データ倉庫」からもダウンロードできます。
「最低基準」どこまで切り下げるんですか!(マンガ版)
「一般財源化」は子どもを守る責任を国から地方へ丸投げするものです!(マンガ版) 
「新たな保育制度」について考えましょう(マンガ版) 
「新たな保育制度」では子どもたちの健やかな育ちは守れません!(マンガ版)
保育の「公的責任」について考えましょう(マンガ版)

報道・ネット情報関連

新聞記事【西日本新聞】
*【「保育」どこいく 制度改革を考える 6】 2010/7/15  市町村に実施義務残せ「事情のある子」排除の恐れ
*【「保育」どこいく 制度改革を考える】 2010/6/17    <3>出生・女性就業率上昇が目的 駒村康平・慶大教授に聞く
*【「保育」どこいく 制度改革を考える】 2010/6/10    <2>最低基準 進む緩和、質低下を懸念
*ワードBOX                            子ども・子育て新システム
☆allabout
 チビスタ vol.1 子ども・子育て新システム
 チビスタ vol.2 幼保一元化・幼保一体化って何?
ちょっと、気になったので・・・カテゴリーが異なりますが・・・
        子どもの小学校入学 働くママは不安でいっぱい!?(独女通信)

子ども・子育て新システム検討会議 開催実績

 各団体提出意見(PDF)
全国私立保育園連盟
全国保育協議会
日本保育協会
全日本私立幼稚園連合会
全国認定こども園協会
全国学童保育連絡協議会
保育園を考える親の会
子育てひろば全国連絡協議会
(株)JPホールディングス
「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」
「子ども・子育て新システムの基本的方向」

【子ども・子育て新システム検討会議作業グループ】
手抜きですが・・・資料が多くなってきましたので、URLをリンクします。
子ども・子育て新システム検討会議作業グループ
面倒なのですが・・・やはり、しっかりと内容を読み、各自がどの様に感じるか・・・そこから議論すべきだと考えています。
できれば、しっかりと読んで頂きたいです。
2010年11月15日でのワーキングチームでの政府資料です。
20101115基本制度 政府提案資料
【経済産業省HPより】
経済界からも「新システム」への熱い思いが込められています。
産業構造ビジョン2010(産業構造審議会産業競争力部会報告書)
特に注目すべき箇所は・・・こちら・・・
V-4.医療・介護・健康・子育てサービス(PDF形式:2,020KB)PDF内での30頁中段から・・・
また・・・こんなのも・・・
新成長戦略〜「元気な日本」復活のシナリオ〜 PDF内での40頁から・・・
学童保育への記載が曖昧です・・・
「子ども・子育て新システムに関する基本制度とりまとめ」 PDF内での40頁から・・・

意見書

【全国学童保育連絡協議会】
内閣府子ども若者・子育て施策総合推進室から「基本制度ワーキングチーム」第4回の開催に際し、全国連協から資料を提出されています。
完結にまとめられており、私達が学童保育に求める事項だと思います。
しっかりと、こちらも読んでください。
基本制度ワーキングチームへの意見2010.11.15.pdf
【日本弁護士連合会】
子ども・子育て新システムに関する意見書

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