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Je me souviens

〒663-8247 西宮市津門稲荷町1-28-2F端

父母会parents

はじめに

先ず、この事をしっかりと確認したい点は、学童保育は私達、働く親の「働く権利」を求めた中から生まれたと言う事です。
では、なぜ学童保育が必要なのでしょうか。
私達は仕事と子育ての両立と言う事をしています。
昼間に子どもだけで留守番をさせる不安、事件や事故に巻き込まれないかと言う不安・・・その様な中で労働者として、しっかりと働ける事はとても難しいものです。
先輩父母達によって、学童期の子ども達の「保育」を求める声が高まり、安心して仕事が続けられる環境をと「学童保育(留守家庭児童育成事業)」として、厚生労働省管轄で労働者への支援の一環として、行われる様になりました。
この点では保育所と基本的な要求事項も同じであり、保育所もやはり、厚生労働省管轄として、自治体への設置義務を課していますが、学童保育での設置に関しては、自治体での任意で行なう事業として位置付けされています。

今、私達は幸運にも学童保育を利用できる環境があり、これらは先輩父母達が苦労して、築き上げた成果でもあるのです。
そして、私達は次の世代へとこの学童保育を伝え、残すバトンを先輩父母から引継ぎ、よりよい学童保育の維持、向上を目指す事を継続させる事を考えなければなりません。
「働く権利」を求める事で、結果的に子ども達の為に安全・安心する保育の「場」を得る事となり、私達自信が安心して、働き続ける事ができるのです。

現実的には一人で「働く権利」を求める事は難しく、どうしても仲間と力を合わす事が必要になるのです。
その為に私達は「父母会」を組織して、共に助け合って行く事が必要であり、重要なポイントとして、確認し合う事が大切です。

父母会とは

児童育成センターに於ける父母(保護者)達によって、自主的に組織され、学童保育の維持、向上を行うと共に父母達と子ども達とのイベントで交流を図り、学童保育への多様な要求、取り組みを行っている。
定期、不定期に父母会を開催して、指導員から子ども達の学童保育での生活状況などを聞き、家庭とは異なる我が子の新たな発見をする場合もある。
 学童での検定と呼ばれる指導員が行う昔ながらの遊びでの上達度を掲示された内容を見たり、単に子どもを預かってもらえる場所とするのでは無く、一緒に学童を楽しめる場にすべく活動を行っており、父母会の活動も重要である。

 1)父母(保護者)間の信頼を築く
 2)父母(保護者)間の助け合い
 3)父母(保護者)間の協力

共に学童保育に関わる者として、現在の維持・向上だけに留まらず、次の私達の子ども達の世代へと、西宮市の学童保育への継続を強く望むものである。

父母会を充実させる為に

父母会への参加が年々、困難な状況になっており、学童に関して運営そのものが厳しい状態になっているのが現状だと思います。
原因としては何故、学童保育へ関心を持たねばならぬのか・・・行政の事業として確立されたところを利用しているのに・・・と父母会への参加を「忙しい・・・」「面倒・・・」「役員など余分な役をさせられるから・・・」と父母会へ参加する事を避けているのが現実です。
これは学童保育に対する情報を正しく伝えられていない事に起因します。
先ずは学童保育について、西宮市での学童保育の成り立ちの説明と何故、働きながらも学童保育に関わり、父母会への参加が重要であるのかを説明し、相互に確認する事を行ってください。
父母の一人ひとりの協力、相互の助け合う事で子ども達を守り、よりよい環境での保育を実現できる事を3年、2年の父母も含めて確認し合ってください。

@学童とは何か・・・説明を行う事

父母会運営に関しては役員となった方々が中心に事前に役員会で父母会で伝える事、検討しなければならない事を事前に話し合い、ひとりでも多くの方に意見をもらえる様に事前に議事内容を知らせ、父母会後には決定された内容を「おたより」などで確認できる体制を整えましょう。
役員会、父母会を開催する前には指導員へ相談し、指導員との連携を忘れない様にしてください。
また、父母会は定例化し、事前に開催する日程を決定すれば、各自で仕事との調整を行え易くなり、出席率も上がります。
出来れば、父母会へ指導員の出席を求め、子ども達の様子を報告して貰う時間を確保する。

A父母会を定例化し、日程を決める。
B事前に役員会などで父母会での話し合う内容を伝え、父母会後には議事録を配布する。
C指導員との連携を必ず取る事。

父母会での行事については例年通り・・・同じ行事を行う事は現役父母に取っては非常に重荷になります。
先ずは出来る事をしっかりと確認し合うか、行事の中止、または変更を考えましょう。
行事については子ども達が楽しみにしていますが、準備が不十分になってはもしもの時に対処できない事態を招きます。
父母一人ひとりの特技、仕事などを活かせる内容であれば、より多くの参加を望めると思います。

D行事での活動の保険をしっかりと掛ける。
E父母一人ひとりが得意とする事を行う事。また、みんなで協力し合える体制を組む事。
※保険は社協などでボランティア保険などがあります。

父母会行事を計画しても休みの日も仕事で参加出来ない方々もいます。
その様な方々への配慮も忘れず、助け合える環境を築き上げましょう。
参加出来ない方々も負い目とは感じない様に日頃から父母会への参加を行い、父母同士の繋がりを持つ事で気軽にお願いできる状況を築く様に心掛けてください。
父母会行事は子ども達を楽しませる事が第一ではありますが、父母同士の交流の場でもあります。
父母も楽しめる機会として、楽しい一日を過ごす様にしてください。

学童保育に関しての説明が困難な場合は市連協への説明を求める事でもよいと思います。
中々、役員内に於いても判らないまま、引き継いで頑張っている方も多いと思います。
知らない事は恥でもありません。
知る事をしない事が問題です。
気軽に市連協へご相談ください。
また、市連協ホムペなどの活用を積極的に行って頂くのもよいと思います。

父母会の理想

父母会に関して、只でさえ、仕事を持ち忙しい身であるのに・・・学童はそもそも西宮市の事業として行われているのになぜ、父母会活動もしなければならないのか・・・全く、理解できていないのが現状だと思います。
学童については行政が独自に開始したものでもなく、私たちと同じ、仕事を持つ、先輩父母達の並々ならぬ努力の結果、西宮市に於いても事業として成り立ちました。
この様な経緯があるからこそ、余計に父母会への積極的な参加を呼びかけています。

父母会への参加は確かに仕事と子育てに加え、余計な活動とも見えますが、やはりこれも立派な子育ての一環です。

父母会への参加をする事で役員など更に重荷になってしまうと考えてしまうでしょうが・・・要は父母会そのものの運用自体に問題を抱えた状態ではじめてしまっているに他ありません。
父母会に於いては事前に定例化を行い、スケジュールを事前に把握できる状況であれば、仕事への影響も最小限に抑える事も可能であるし、議事内容についても事前に役員会で検討した内容を知らせ、ひとりでも多くの方の意見を聞き入れる運用にし、指導員への父母会参加を呼びかけて、学童での子ども達の様子を聞ける場にすべきです。
役員となった方々は会議の時間が多くなってしまいますが、より深く学童保育に関わる事ができる事と、指導員とも密な協力を得て、自身の子育ての選択肢をより多く見出せると思います。
また、他の父母達も役員でなくても助け合う気持ちを持って、役員の方々の支援を行える様に協力を惜しまない様にしましょう。
その為にもやはり、父母会への参加で父母同士の交流が重要になります。

父母会の役員構成としての理想は会長1名、副会長2名、書記1名〜2名、会計2名、各学年担当1名〜2名、市連協行事担当1名〜2名、市連協役員担当1名で構成するのがよいと思われます。

父母会での独自行事ですが・・・今までこの行事をしていたから・・・と無理に同じ行事・・・定例化を行う事は父母にとっては非常に負担となります。
今、学童を支える必要があるのは現役の父母達です。
無理な行事は辞めるべきです。
自分達で自主的に行う事はよいのですが・・・例年通り・・・となると気分的にも重荷になります。
先ずは子ども達が楽しめるもの・・・そして裏方で頑張る父母も楽しめるもの。
行事については各父母会で再検討すべき内容だと思います。

指導員は指定管理者企業に於いて雇用されている方々ですが・・・指導員については学童保育に於いては最も重要な位置を占めます。
安心して子ども達を学童へ通わせる事ができるのは指導員がいるからです。
指定管理者企業での雇用と云っても、正規職員でもなく、とても不安定な状態であり、時間外勤務も子ども達の為にと無償で勤務されています。
私たち父母は働く為に我が子を学童へ通わせている労働者です。
同じ労働者である指導員の不安定な勤務に関しても私たち父母が声を出し、労働者としての仲間を守る必要があります。
何より、不安定な労働であれば、指導員自身の生活もあり、指導員として長期的な勤務を望めない環境を作り出してしまい、強いては子ども達への影響もあります。
父母会を通じて、指導員についても十分に話し合える環境を作りだしてください。

父母会は楽しい

学童保育に於いての先輩父母達のエピソードについて、多少はデフォルメされているとは思いますが・・・

父母会は楽しい

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