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Je me souviens

〒663-8247 西宮市津門稲荷町1-28-2F端

市連協conference

はじめに

父母会に於いて、はじめに学童保育を求める私達は「働く権利」を求めている事と決して、一人ではなく父母会を組織して、相互での助け合いが必要である点について、説明し、「父母会」の重要性を記載しましたが、ひとつの父母会での活動に於いても限界があります。
そして、独自で問題点を解決させる点でも困難な場合もあり、全市的な活動が必要になってきます。
全市的な取り組みを行う為に西宮市学童保育連絡協議会(市連協)が組織されています。
市連協は父母会を母体とし、父母一人ひとりが市連協メンバである点を知ってください。

市連協には父母会には居ないOB・OG役員が居て、父母会を支援しています。

市連協とは

児童育成センターに於いて、父母会(保護者会)などの学童保育に子ども達を通わせている親達(親権者)で行う活動を広く全市的な取り組みを中心に活動する各父母会の総意により、組織された団体です。
「母親大会」の分科会の中で西宮市として、より一層の学童保育の充実を図る為には一学童の父母会と云う、最小単位での活動には限界があり、西宮市への訴えに於いても一部の市民の声としてではなく、全市的な声として届ける為にとの思いから設立されました。

センター単位での問題を一施設の問題とせず、同じ子どもを育てる仲間での問題解決に向けての取り組みや、学童保育の質の維持、向上を目指し、対行政へのアプローチや情報を父母達と共有しながら改善要求を行っている。
また、各父母会での交流を促す為にイベントを開催して、交流の場の提供なども行っている。
会長、副会長、事務局長、書記、会計の他、役員として全市的に東西南北に分け、ブロック長を設けている。
父母から見れば上位組織の様に囚われがちですが、市連協の母体は各学童の父母会です。
父母会の低下がそのまま、市連協の質の低下として反映され、学童保育へのよりよい保育を目指す事が困難になってしまいます。
市連協は決して、閉鎖的な組織でもなく、会議への参加も役員代表だけではなく、多くの父母の参加も歓迎しています。

父母会での問題、父母個人での学童に関する問題について、全市的な事と捕らえ、なるべく多くの方々と共に問題を解決できる様にと頑張っています。
学童保育は西宮市だけではなく、兵庫県下、全国へと学童があり、全国学童保育連絡協議会(全国連)は国に対して、よりよい学童をと活動をし、兵庫県学童保育連絡協議会(県連協)は兵庫県に対しての取組が中心となっています。
西宮市学童保育連絡協議会(市連協)は全国連、県連協と各父母会への連絡係りとして・・・西宮市の学童について、各父母会との連携を繋ぐ為に機能し、父母一人ひとりの支援を主に活動を行います。
しかしながら、西宮市が学童保育への後退をする動きが顕著な為、西宮市への対策が中心になってしまっている事は残念ながら市連協としてのマンパワー不足と云わざるを得ません。
ひとりでも多くの方々の市連協への協力をこの場を借りて、改めて、訴えたいと思います。

市連協は民間の任意団体ではありますが、「西宮市次世代育成支援行動計画策定委員会設置運営要綱」にも記載されていますが、関連団体として、西宮市としても無視できない市民団体になっています。
西宮市次世代育成支援行動計画策定委員会に於いても皆様の声を代弁して、より良い学童保育へと微力ながら、活動を行なっています。
残念な事に市連協を西宮市職員の天下り団体や一部政党の関連団体と誤った認識をされる方々も多く、誤解なき様、お願い致します。

市連協と行事

長年に渡り、市民団体として活動を続け、西宮市への認知度は無視できないものとなっています。
【日本国憲法 第3章 第27条】
 1. すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う。
 2. 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
 3. 児童は、これを酷使してはならない。
【日本国憲法 第3章 第28条】
 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。

私達は労働者としての立場から、子どもへの保育の保障を求めて、全市的な団体として、対市交渉を行い、直面する様々な学童保育に対する団体交渉を行っています。
また、対市交渉に関しても様々なノウハウを蓄積し、学童単位での対市交渉の支援を行い、実績を積み重ねています。
子育て支援団体である一面を持ちながら、労働者としての権利を守る為に父母達と連携を取りながら活動しています。

市連協と行事

市連協が主催する行事は交流を求める事を第一としています。
父母同士の交流については勿論ですが、実は幼少期に於ける子ども達自身がスポーツを通じて、交流する事は非常に大きな意味があります。

【ストローク(Stroke)】
人間の成長や幸福、自己肯定のために必要な対人的刺激をストロークと云い、人間を対人コミュニケーションへと動機づける基本的な感情的刺激であり、生まれたばかりの新生児(乳児)もスキンシップや声掛けのストロークを求めていることから、ストロークの刺激を求める欲求には生物学的根拠がある。
ストロークには身体接触(スキンシップ)や授乳、愛撫といった乳幼児期に感情を安定させる「肌のふれあい」もあるが、成長するに従って肯定・賞賛・承認といった「心のふれあい」を促進させる言語的なストロークの重要性が高まるとされています。

市連協でのドッジボールや運動会が学童単位では中々、難しい交流の場を提供していると云えるのです。

市連協として取り組んだ実績

市連協として、西宮市に於ける学童保育への実績を明記します。

1)西宮市全小学校への学童保育の開設
2)全小学校での校庭内での施設設置
3)全育成センターへのクーラー設置
4)育成料(施設利用料)値上げの延期
5)学童保育を希望する世帯の全員入所
6)育成センターの分割(第二学童の開設)
7)長期休暇期間外での土曜日の開所(学校5日制実施に伴って)
8)しょうがい児童への6年生までの保育実施
9)19時までの延長保育の実施

西宮市学童保育連絡協議会は1972年に設立した「西宮市学童保育所父母の会連絡協議会」から発展し、地域父母会の方々と共に私達の「働く権利」を求め、子ども達の「安全、安心の場」である学童保育の充実の為に活動し、私達の要求を実現に向けて取り組んでいます。
決して、市連協独自での活動ではなし得ない事を地域父母会と力を合わす事で実現させています。

市連協として今後の取り組むべき課題

市連協として、西宮市に於ける学童保育への取り組むべき課題を記載します。

【父母会に対して】
1)育成センターでの父母会の活性化
2)市内育成センターでの父母会の市連協加盟への取り組み
3)日本の学童ほいく誌の全世帯定期購読への取り組み

【行政に対して】
1)育成センター利用基準の見直し(入所基準の改善)
2)育成料(施設利用料)値下げの要求
3)指定管理者制度による指定管理者運営から西宮市直接運営へ移行
4)子ども・子育て新システムによる事業の低下の阻止
5)指導員に対しての正規雇用として、身分保障の要求
6)指導員の専門性を高める公的な研修、並びに独自研修への公的支援
7)小学校6年生までの学童保育利用拡大
8)共同保育への公的支援の要求
9)保護者の実態に合わせた延長保育の実施

これらの取り組みについては父母会と連携が重要であり、共に取り組むべき課題であると考えます。
私達の世代で西宮市での学童保育を終わらせることなく、次の世代へと引き継ぐ大切な活動でもあります。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

今、市連協は変わろうとしています

西宮市学童保育連絡協議会(市連協)は変わろうとしています。
近年、西宮市を初め、全国的に学童保育への利用の高まりと厚生労働省の思いとは裏腹に各自治体での福祉事業の縮小傾向にあります。
当然の事ながら西宮市もその例外からは免れる事は無い様子です。
その一番の方法として、管理者指定制度の導入が挙げられます。
行政への交渉は非常に時間が掛かり、とても市連協のみが頑張っていてもどうする事も出来ない状況である事は明白です。
改めて、西宮全市の学童保育に関わる父母の力が必要になってきます。
しかしながら父母会自体の減衰、崩壊と学童保育に一番の理解者であるべき父母(保護者)の質の低下を防ぐ手立ても無い状況が続いています。

市連協の活動母体である父母会の建て直しを重要課題とし、また、行政への学童保育の維持、向上を目指す為に父母達の声を拾い上げ、支援出来る体制と学童保育の作り運動からの先駆者の思いを伝え、学童への理解を深めて頂ける様に活動を考えて行きます。

学童保育に関わって頂ける父母(保護者)の皆様のご理解とご協力が必要です。
その第一弾としてホームページの立ち上げにより、学童へ関わる方々への情報共有を行い、広く理解を深めて頂きたいと考えています。
既に西宮の学童保育で育った子ども達が親となり、子ども達を学童へ通わす時代へと変化しています。
私達の世代で学童を無くすことなく、私達の子どもの世代に於いても西宮市の学童保育が維持、発展して、よりよい学童として残せる責務があると思います。
先ずは父母会への参加を広く求め、我が子を含め、多くの子ども達が安全、安心して暮らせる学童保育への力となってください。

市連協も協力は惜しまず、地盤である父母会への活性化に向けて支援を行ないます。
また、指導員との連携の強化も図って行きたいと考えています。
父母会に於いて、説明が難しいなど・・・支援が必要な場合はどうぞ、気兼ねなく市連協役員へ申し出てください。
同じ様に仕事をしながらの身ですが、調整して説明が出来る様に致します。
また、質問などは伝言板などを利用するなどし、支援を行いたいと考えています。

日本の学童ほいく誌 定期購読をお願いします

全国学童保育連絡協議会が発行する日本で唯一の学童保育の専門誌です。
国の学童に関する情報や学童保育に関る方々・・・父母、指導員の学童での体験、実践での中で気が付いた事、日常でのちょっとした出来事など、学童保育を利用者である私たちが守り、育てる為に様々なエピソードを交え、楽しく・・・時には辛い時期の思いを赤裸々に語ってくれます。
同じ子育て世代の中で同誌を読み、勇気付けられた・・・元気をもらったなど、様々な感想や激励を全国から寄せられています。
西宮市に於いては市の事業として定着して、単に事業を利用するだけ・・・とされる方々が多いと思います。
しかし、子育てをする中で不安や疑問・・・困った事を誰に打ち明ければよいのだろうと悩んでいる方々も多いと思います。
少し空いた時間で十分に読める内容です。
父母会によっては同誌を父母会に持参してもらい、読み合わせに利用して、父母達の思いを聞き出す為に使ったり・・・学童への思いを投稿される方も・・・

1冊310円(父母会を通じた団体割引)で年間3720円です。
非常に経済が不安定なご時勢ではありますが、是非、ご購読をお願い致します。
学童保育を広く理解して頂き、ひとりでも多くの方々のご協力があってこその学童保育です。
購読に関しては各父母会役員を通じて申し込みをお願い致します。

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