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Je me souviens

〒663-8247 西宮市津門稲荷町1-28-2F端

エピソードepisode

山火事事件

山火事・・・事件
それはレールの下にあった木製の枕木から始まった。
国鉄(現JR)に勤めていた方が要らなくなった木製の枕木を学童での夏のキャンプファイヤー用にと・・・持ち込んだ。
高く積まれたキャンプファイヤーの準備は万全。
日が傾き始め、子ども達が作る夕食も済み・・・当り一面に闇が忍び込みはじめと同時にキャンプファイヤーの開始。
キャンプファイヤーの始まりの合図にタイマツから火を移す・・・
小さな火が徐々に大きく・・・大きく・・・大きく・・・大きく・・・
そう、木製の枕木には防腐剤代わりに大量の油が染込んでます。
火を囲む子ども達の顔は見える程度の火で十分なのに・・・天高く火・・・炎が・・・
一面の山々も明るくなり、地元住民から山火事との通報で・・・消防車の出動となりました。
キャンプファイヤーの火が消えるまで・・・数時間・・・
キャンプファイヤーの組み木の大きさも程々に・・・(^^)b

達人誕生

父母の中には様々な職種の方がいます。
とある学童保育で銀行に勤めるお父さんが学童へスーツ姿でご出勤。
初めての学童での子ども達を前に・・・どの様にして遊べばよいのか・・・何を子ども達に教えてあげられるのか・・・結局、ただ子ども達が遊んでいるのを見守る事しか出来ず、帰る事にしました。

何かを伝えたい・・・一緒に遊べるものは何だろう・・・

数日後・・・また、お父さんが学童へご出勤・・・今度は重たそうなジュラルミンケースを持参。
子ども達を呼んで、ジュラルミンケースからあるものを一人ひとりの子ども達へ渡しました。

それは行員の練習用の紙幣の束。
しかも帯封付きで・・・なんと、子ども達に渡した練習用の紙幣を使って、お札の数え方を伝授。
何事も覚えの早い子ども達です。
小学校低学年で正確にお札を数える子ども達の誕生です。
その後、行員のお父さんはスーツ姿での学童へのご出勤ではなく・・・ラフな姿で子ども達と仲良く遊べるようになったそうです。

最強指導員

最強指導員・・・
学童保育が制度化される前は父母達での共同で保育場所を探し、小さいながらのアパートの一室に学童保育を立ち上げる事が出来ました、。
当然、指導員となってもらう方も父母が探して、学童保育の始まりです。

アパートと言ってもそれ程高価な家賃も払えない状態ですから・・・それなりに見合ったアパート・・・

いつも元気な子ども達の声・・・やはり、学童保育が地域でも認知されていない為、他の住人からの苦情などで転居する事もしばしばあったとか・・・
とあるアパートで学童保育のスタート。
元気な子ども達の声にお隣さんから直接の苦情・・・厳つい・・・お兄ちゃん・・・俗に言う・・・893さん。

ドスの聞いた声でも脅しには指導員さんも負けません。
逆に一喝して、撃退。
その後はとてもよいお兄さんとして、ご近所付き合いがあったとかなかったとか・・・

指導員さんは子ども達にとっては最強でした。

川を堰き止めて

ここでもキャンプに纏わる話です。
釣り好きのお父さんが・・・キャンプ前日に・・・行方不明。
行方不明と言っても周りの父母には「遅れる」と・・・

キャンプに付きものと云えば水遊び。
ちょうど近くに浅瀬の川が流れています。
遅れて来たお父さんが全員を招集。
石を集めて、川を堰き止めるように指示。
一生懸命に川を堰き止める為に子ども達は働きます。
適度な深さまで完成して・・・そこでお父さんが・・・なんと軽トラック一杯に積んだ生き魚を放流。
魚の掴み取り大会の開始です。
その間に焚き火を作り、獲った魚は当然、子ども達のおやつ。
どうやら、前日から魚を仕入れる為に夜を徹して、日本海まで買い付けに行っていたそうです。
オヤジ・・・パワフルです。

クマが出た

数年前・・・京都近辺にクマが出没して、大阪方面へと移動していると・・・新聞紙上を賑わした記事を覚えておいででしょうか・・・

夏のキャンプで西宮ではよく教育キャンプ場を利用します。
数ヶ月前の申し込みも予定した日にちで確保する為に数人の父母で申し込みを行ないます。
希望日にキャンプ場が無事に予約出来・・・
さぁ、出発当日。
出発の為に貸切バスもやって来ました。
出発前にキャンプ場へ到着時間を伝える為に電話。
やはり、しっかりと確認をしなくてはね。

そこで・・・衝撃の事実が判明しました。
なんと、キャンプ場が緊急閉鎖。
京都で目撃され、大阪へと移動していたクマが西宮でも目撃されたとの情報で・・・安全の為に閉鎖したとの事。
貸切バスは来てるし・・・キャンプを楽しみにしている子ども達・・・
夙川に少し広い場所があり、そこならテントを張ればキャンプが出来る。と指導員からの提案。
元々、キャンプと言っても常設されたテントを利用したものです。
見送りに来ていた父母達へ・・・テントを掻き集める事と飲み水確保の為にポリタンクの収集。
運転手に事情を説明して行き先変更のお願い。
蜘蛛の子を散らすが如く・・・駆け回る父母達・・・
何とか大きなテント5張りを借りて・・・
しかし、一年生に対しては安全を考えて夜に帰宅させる事にしました。
一年生には申し訳なかったですが、貴重な体験が出来たキャンプでした。

百人一首

この話は名古屋で指導員をしている方が講演で話していたある百人一首が好きな女の子の話です。
その女の子は毎日毎日、百人一首の本を持って読んでいました。
とても大人しい女の子だったそうです。
その子が学童に「ただいま・・・」と帰って来てもやはり、百人一首の本を読み続けていたそうです。
ある日の事、学童でお手洗いへ女の子が行ったと思ったら・・・慌てて指導員に言ったそうです。
「大変、大変・・・瀬を早み 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思ふ・・・になってる・・・」
指導員にとっては「???」
崇徳院(すとくいん)の詠んだ歌です。
口語訳では・・・
川の浅瀬の流れが早いために、岩にせき止められた急流が、いったんは二つに分かれても、また、下流で一つに なるように、私達二人も、たとえ今は人に邪魔されても、 将来は、きっと結ばれようと思う。
との意味で・・・指導員にもさっぱり何を言いたいのか判らなかったそうです。
その子は指導員をお手洗いに連れて行き、指導員はある風景を見て、納得したそうです。
なんと流れない・・・いくら水を出しても・・・流れない・・・その様を百人一首の歌で指導員に伝えようとしたのでした。
確かに・・・水は川の流れで・・・あるもの(うんち)が岩で川の流れを二つに別け・・・そのものの後に二つに別れた水が一つになる・・・
的を得た出来事として、紹介していました。
子ども達は無限の表現力を持っているのですね。

議会傍聴

皆さんは市議会への傍聴をした事はありますか?

私達が選挙で選んだ普通のおっちゃん、おばちゃんが市議会議員として、本会議と呼ばれる年に4回の会議を開催し、市民からの請願書、要望書・・・または各会派での要望、要求・・・行政に対する質問などをしています。
基本的には行政に対しての市民のお目付け役です。
しかし、困った事に市議会議員が多いもので、国政に於いては敵対する自民系、民主系はALL与党として、西宮市では権力を維持しています。
まぁ、権力維持は大いに結構ですが、肝心の市民からの要望に対し、単に予算が・・・あなた方の思いは判るが・・・この文面じゃね〜とか・・・ありとあらゆる所で文句を付けてきます。

私達、学童保育に関わる請願や陳情が審議させる時には是非、傍聴を・・・
前フリが長い割には本編が短いですが・・・請願審議中は傍聴人は黙って審議を見守るのみです。
野次を飛ばしてはなりません。

野次の一回目は注意を受けますが二回目からは退室を命ぜられます。

学童の審議の最中に議員さんもお疲れなんでしょう・・・居眠りしている議員がいます。

複数人で傍聴に来ている父母は順番に野次を飛ばします。
そう、退室命令が出ない様に・・・
しかし・・・一人の方が・・・「寝るな〜寝てる議員は外へ〜」っと、なんと節分で撒く豆を・・・投げた・・・。

何故?豆?

準備周到に寝ている議員を鬼に見立て・・・まぁ、学童の請願や陳情を何でも不採択として、扱う議員は「鬼」に見えても仕方ないかな・・・(^^)b
この様な議会傍聴の楽しみがあるとは・・・
学童の維持、向上には議会の動向も大いに関わってきます。
政治の事は判らないではなく、やはり関心を持つ事も大切ですよ。

待機幼児

待機児童問題は学童だけではありません。
保育所に関してもやはり、大問題として今も大きな課題です。
この話は学童での待機問題とは関係なく、保育所での話しですが・・・

昔も今も待機児童、待機幼児の問題は深刻です。

保育所に入所申し込みをしたが待機とされた方の飛んでもない行動です。

なんと・・・市役所へ毎朝、子どもを連れて保育課へ・・・
「仕事があるから・・・」と言って、その場に子どもを置いて出勤です。
役所には大勢の大人も居て、確かに安全と言えば安全でしょうが・・・
そこまでしなくても・・・と、入所基準の曖昧さを残した状態で運営を続ける行政への怒りだったのでしょうか・・・

その後、その方のお子さんはちゃんと保育所へ入所出来たそうです。
大胆な方もいますね。

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