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子ども達の安全・安心を求めて・・・ 西宮市学童保育連絡協議会

指導員 - Leads -policy

指導員とは

学童保育に於ける指導員は指定管理者が雇用する非正規職員が従事しています。
サービス提供側の職員として、父母達から見られてしまいますが、西宮市での学童保育の作り運動は共同保育と云う事もあり、父母が雇用し、保育をお願いしていた方々です。
西宮市への公的責任を求め、活動する中で社会福祉協議会(以下:社協)が委託先となり、指導員は社協の非正規雇用職員となりました。
市連協から指導員への雇用について考える旨の話しはその様な経緯があって行なわれています。

指令管理者側であっても指導員は常に「子ども達」について考え、私達と同じ様に西宮市の学童保育をより良くしたいと考えています。
私達と共に学童の向上を目指す、利害が一致する方々であり、私達の子どもをしっかりと保育してくれる存在です。
学童保育に通わせる以上、出来れは同じ指導員に見て貰いたい・・・と思われるのも当然で、その点を考えると「長く指導員として、働いて欲しい」と私達が望む事項になります。
その為、私達は指導員の雇用についても考える必要があるのです。
また、より良い保育をして欲しい・・・この事は指導員の専門性が求められる事であり、指導員も子ども達や私達、父母と共に成長が必要です。
専門性を求める為に指導員自ら、「指導員専門性研究会」を組織するなど、保育についての実践報告をし、より良い保育を目指しています。

ここで注意して欲しいのは・・・学校ではクラス担任が学年が上がる度にクラス変えがあり、担任が変わります。
学校に於いては「教育」と云う、文部科学省からの学習要綱が策定され、知識を学ぶ場となりますが、学童保育は「保育」が基本です。
「ただいま」「おかえり」から学童保育の一日がはじまり、第二の家庭と呼ばれる所以です。
これらを考えるとやはり、同じ指導員に長く勤務して頂き、子ども達の成長を見て欲しいものです。

なぜ、指導員の雇用を守るのか

なぜ、指導員の雇用について、私達父母が関わるのか・・・
学童保育に於いて、第一に考えるべき事は「子ども達が安全で安心した生活をする場所を確保する」事です。
そして、私達が一番、信頼し、子ども達を預ける事が出来るのは指導員のお陰です。
学童保育は「そこに利用出来る施設があるから利用している。指導員はサービスを提供する側なのになぜ雇用の事まで父母が考える必要があるのか・・・」って思われる方も多いと思います。
単に子どもを預けっ放しにしている方々は学童保育の成り立ちも判らぬまま、その様な考えを持ってしまうのは当然でしょう。
学童保育は行政が率先して施設を建て、運営を始めた訳ではありません。
学童保育の作り運動を始めた父母達が今後も多くの方々が子ども達の安全、安心できる場所を確保する為に長い年月を掛けて行政を動かした結果です。
しかしながら、子ども達を見守ってくれる指導員は非正規雇用で低賃金で全身全霊で子ども達を守ってくれています。
私達が最も重要視すべき順序としては
 @子ども達
 A指導員
 B父母の繋がり
 C学校・地域
 D行政です。

その中で厄介な事に運営資金を出すのはD行政です。
この行政は直接的な運営を社会福祉協議会へと運営を委託し、今では一般企業へと運営を民間企業へとシフトさせる動きが活発になっています。
指導員にも生活があり、安定した雇用があってこそ、より一層の保育への情熱を傾けてくれます。
そして、私達も安心して子ども達を学童へ通わせ、その間に仕事が出来るのです。
指導員の生活が厳しく・・・指導員としての仕事を続ける事が出来ないとなると・・・極端な話ではありますが・・・月単位で指導員が代わる・・・その事で保育計画も無く・・・ただ単に子どもを預かって見ているだけの状態になり、そこで生活をする子どもにも大きく影響を与える事となります。
そうなれば子どもは学童へは通わなくなり、私達自身の生活基盤を支える仕事にも大きく影響を与えるのです。
学童保育そのものは子ども達を中心に様々な大人達が関わってこそ成り立っています。
仕事を続ける・・・私達父母の都合・・・私達の都合を押し通すなら学童保育に関わる指導員、学校、地域・・・行政への関心があってよいのでは?
そして、子ども達への直接、影響度の大きい指導員への配慮があって然るべきじゃないでしょうか・・・
先に挙げた指導員への雇用保障への疑問・・・大切にしてください。
そして、なぜ?問題視するのだろう・・・って少しでも考えてみてください。


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