【父母OBのつぶやき】

其の百五


何故、父母会に関わったのか…

保育所では限られたメンバで父母会とは名ばかりの状態だった。
ひとり娘が年長になり、会長として引き継ぐ事となり、役員メンバを召集した時に父母会を残すか無くすかの有無を問い掛けた。
30%にも満たない参加の父母会は意味があるのか…得た結論は父母会を残す。
最後の保育所生活の中、全世帯加入に向けての一年が始まった。

そもそも父母会に参加したのは誰も知らない中、父母会行事に出ても楽しくはないだろうし、折角の休みを潰されてしまうのも…何より、娘と遊ぶ方を選んでいました。
見かねた奥方が父母会に行けば綺麗どころのお母さん達に会えるから…と言われて渋々、出向いたのがきっかけである。
困った事が…日頃、会わないお母さん達と会話が出来ない。
何を話せば良いのかが判らなかった。
しかし、回りから保育所での娘の話を聞かせてもらい、遅まきながら保育所の有り難さを知り始めた。
父母会行事に参加してもいつも娘にしか目を向けない。
回りを見ない状態が続く…

ある時、ふと考えた。
保育所に娘ひとりしか居ない状態って良い環境なのだろうか…
それから同じクラスの子ども達に目を向ける事が大事なのだと気づいた。

我が娘が安心して過ごせる場所として保育所が大切なのだと、その為にも父母会は必要なグループであり、非常時には役立つ組織でもあるのだ。

一年を通じて毎月、お便りを出し、父母会の重要性と加入を訴えた。
当然、行事もこなして、父母会未加入世帯であっても参加費を少し頂戴しながらも父母会として少しずつ、加入世帯を増やして行った。
流石に一年では100%の全世帯加入は出来なかったが78%までの加入を実現できた。
卒所後、全世帯加入になったと聞いた時は苦労した甲斐があったと思った。

父母会は我が子だけでなく、我が子の周りに居る子ども達の事まで考えて、親達が協力し合う事が求められる場所である。

保育所に限らず、学童保育でも根底は変わらない。

PTAも一年生で先に済ませる事が一番良い。
何故ならまだPTA活動についての理解をする前に周りからのフォローがあるからだ。

学童保育の父母会に入り、特に役員をする事もなかったのでPTAに関わったと言った方が正確かも知れない。

PTAと言う組織は父母会と似て非なるもの…
この事は次回のつぶやきで…


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