【父母OBのつぶやき】

其の八十


学童保育はもはや、死語・・・

県研究集会が予想以上に参加者が来てくれて…その日の打ち上げも多くの参加がありました。
その中での話で…やはり、「新システム」についての話が出ました。
雲の上での話ではなく、確実に現実味を帯びている話なのですが…他県でもやはり、危機感を持って警戒しているのは…極一部の方々だけで…説明しても中々、理解を得られないと嘆いていました。
基本的には介護保険制度と同じ…しかし、介護保険制度自体も利用される事もない為…例として挙げても理解できない…

具体的な例を極端な話として記述されても…ピンとこないのが実情の様です。

どこまで砕けた話をしても…今じゃ、保育を必要とはされておらす、居場所としか学童を捉える事でしか、興味を示せないのが実態だと思います。

西宮では指定管理者制度への危機感は身近な問題としてあるが…新システムは指定管理者制度をより、悪くしたもの…
京都では保育所などで…ポイント制度なるものの導入などもあり、より保育に関わる事が困難になっているらしいが…
その様な悩みなど、新システムが導入されてしまえば、否応無しに指定管理者としての企業だらけになり、且つ、保育の質なども関係なく、企業参入を許す事になる。

このままでは学童保育と言う言葉は過去のものとなり、新システムの下、文句を言う部署もなく、完全に国の言いなりでしかなれず、国民は不満を持ち続けて…鳴らされて終わりになるだろうな…

新システムに関しては全国連協の反応も今ひとつ…
これらは公設公営の多い地域とそうでない地方とのギャップです。
マンネリ化した公設公営では、何があっても現状が維持できると考える甘さから…

少しずつ…連協も崩壊し…立ち直れない事態を招くのも時間の問題…

この大きな問題に…気づく頃には…学童保育と言う言葉は死語となるだろう…


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