【父母OBのつぶやき】

其の七十四


学童保育って何なんだろう…

昼間、子ども達の安全、安心…とばかり最近、言われていますが…親達の働く権利を求めているのが基本…その為、厚生労働省が管轄になっている福祉事業なのに…
今は自治体がするサービス事業としていか見ていない…
時代が変わり…根本的な成り立ちなど関係ないのだろうか…

小学校校庭内にある…と言われ…教育委員会に移管されても全く、無関心でいられるのだろうか…
教育委員会は文部科学省の管轄…根本的なスタートラインが異なる為、単に居場所さえあれば…となり、校庭解放で済まされてしまうと…それこそ、安全、安心などを悠長に言ってはいられない。

中にはそれだけで助かる方々も大勢いるのだが…教育委員会が運営するとなると…指導員ではなく、地域ボランティアが居るだけになる。
何もなければそれでもよいのだが…学童保育では無くなる。
一番、大きいのは補食としてのおやつが無くなるのと…一年、二年に取っての昼寝が得られない事。

専門性を求められる指導員に変わり、ボランティアがするにはあまりにもお粗末…

隣接する芦屋市は教育委員会管轄…正に校庭内の施設である事を理由にしている。
今は指導員が保育を行って西宮市と同じ様に保育がなされてはいるが…開所時間は小学校での開放時間に合わされている感じです。
しかも保護者の迎えがいる。
その為に多くの母親達は正社員からパート勤務へ転職している。
みんなそれでよいのだろうか…
子ども達に取って…云々は後から意味付けされた感じもあるが…各人の生活を第一に考え、第二に子ども達…そして同じ親同士で共に助け合っていく事が大切だ。

今、判るのは「今さえよければ…」と考える方々が多いって事です。
3年間…何とか凌げれば…よいだけなのに…関わる煩わしさは我慢出来ないようだ。

只々、勿体無い時間を消費しているだけの様に感じるし、次の世代・・・強いては子ども達が親となった時・・・同じ様に学童を利用出来る様に伝え、残して挙げる事を考えてもいないのだろうか・・・

煩わしさだけを感じているなら、学童が無くても問題はない筈。
しかし、学童を求めるならほんの少しでも関っていく事の大切さや伝える事の重要性を認識して欲しいですね。

西宮市に於いては恵まれた環境になったが・・・本質的な危険は放置された状態です。
多分、誰も感じてはいないだろうし、考えもしないだろう・・・


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