【父母OBのつぶやき】

其の三十二


西宮市から来年度予算の案が発表されましたね。
学童に関しては・・・
留守家庭児童対策施設整備事業
21年度:65,959,000円
22年度: 1,500,000円
留守家庭児童育成センター利用時間延長
22年度:34,600,000円

施設整備事業に関しては定員問題も無く、施設への増改築は無いとの事のようですが・・・
実際には定員問題も現実問題としてあるにも関わらず、父母達の危機感を持たない結果、行政も無視したと考えるのが妥当でしょうね。

この様な状況もやはり、父母会力が衰退している結果の現れです。

保育所に関しては社会的問題として、西宮市も取り組む様ですが、焼け石に水状態です。
待機幼児は800名を超えて、来年度は1000名を超えると予測されながらも、200名程度の保育所を開設する程度です。
保育所での待機問題は年を追う毎に小学校、中学校へと問題が広がり、現在は小学校でも空き教室が無い為、プレハブで授業を受けざるを得ない状況です。
中学校に於いては、西宮市は私学へ進学する世帯が多い為、危機感を感じていない様に中学校でも定員問題が今後、問題になってくるでしょうね。

浜脇地区に於いて、マンション建設は子どもの受け皿である小学校のキャパシティーが超えた為、新規での建設が止まっていますが、新たな小学校を建設したのを機に、再び、マンションの建設を再開する動きがあるようです。

私達が住む西宮市は50万人都市を目指しており、子育ての市として人を集めています。

受け皿である保育所や幼稚園(統廃合の来年度は諦めた様ですが・・・)小学校、学童、中学校、高校と全く、無策と言わざるを得ません。
西宮市に住む私達が単に学童施設の改善、改築を求めるのは自分達の子どもへの安全、安心を求めるのが第一目的ではありますが、二次、三次的な副産物として、今後増える子ども達への安全、安心を確保している運動でもあるのです。

父母会活動は煩わしいだけではなく、社会への貢献も知らず知らずに私達はしているのです。
もっと、自信を持って、判らないなりにでも父母会へ関わる事も大人として、働くだけでなく、社会貢献を進めている事だと認識し、参加して欲しいです。


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