【父母OBのつぶやき】

其の二十四


学童保育学会・・・

学童保育学会準備会主催で京都でフォーラムが開催され、参加しました。
パネラーは指導員2名、社会教育学、教育方法学の2名の大学教授です。
学会と云う位置づけで、教育関係者が中心となるのが一般的ではあるが、学童保育に関わる指導員へも会員として構成されるのと、一般も参加できる画期的な学会になるとの事です。

今回のテーマは「学童保育実践研究をすすめるために」と題して、指導員からは指導員1年目から現在に至るまで・・・様々なエピソードを交え、どの様に子ども達を受け止めているかの報告があり、社会教育学の教授は自ら学童保育の立ち上げから・・・現在の学童との関わりを説明・・・今後、学会内での様々な課題・・・学童保育は「宝庫」であり、会が大きくなるにつれ、多面からの学童を研究し、実践を通じての発展できると・・・
最後のパネラーである教育方法学の教授は学童保育は・・・
学童保育が発達支援=教育的機能を内包しているのであれば、教育法方学の知見を学童保育実践研究に活用できるのではと期待をされていました。

うむ・・・個人的には学童保育は以前にもつぶやいたと思いますが・・・指導員、父母、行政、学校・地域のパワーバランスが均一であれば、中心に子ども達の輪をはみ出す事無く子ども達を守れると考えているので、現在での学会での研究対象として、父母の位置付けがまだ対象とされていないので今後の様子を見守る方がよいかなと思っています。

学会での内容では
1)指導員の実践の指標となる。
2)行政への学術的意見が明確に出せる。
学童保育での指導員がより専門的な分野への位置づけとなり、残されるのは利用者側・・・私達、父母が如何に学童保育と言う、位置づけを明確に理解し、関わりあっていけるかが今後の大きな課題として、浮き彫りにされると考えています。

父母会の質が低下する中、指導員が専門職となり、学会からの学童保育への行政のセーフティーラインが明確化されていけば・・・父母会そのものは学童保育にとっては不要な存在と化していく様に思います。

なんだか・・・それって、本当に学童保育になるのだろうか・・・


指導員からの報告では指導員は子ども達へ真剣に向き合い、子ども達一人ひとりの成長を深く考えてくれている。
父母としては安心して子ども達を任せる存在である事を改めて確認出来、フォーラムの参加はよかったと思っています。

残るは私達、父母がどの様に学童への関わりが出来るのか・・・改めて一人ひとりに問いたい思いでもある。


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