【父母OBのつぶやき】

其の二十


なぜ・・・学童・・・父母会に関わったのか・・・

はっきり言って、自慢できる話しではなく・・・恥を曝す様なものですが・・・

始まりは・・・保育所での父母会行事の参加でした。
やはり、皆さん同様に折角の休みなのに・・・鬱陶しいな〜って思いがありました。
出向いても何を話してよいものか・・・
中々、参加しようとしない姿を見て・・・奥方が・・・これじゃ遺憾・・・っと思って言った一言・・・
「若い綺麗なお母さん達がいっぱいいるよ。行けば仲良くなれるから・・・」
親父はどうも単細胞の様で・・・甘い言葉に誘われて・・・うっかり、父母会行事に出向くのでした。

しかし、困った事に何を話せばよいのかが判らない・・・
それでも色々な方が気兼ねなく声を掛けてくれました。

我が娘が保育所でどんなことをして遊んでいるかも教えてくれ、少しずつ、保育所や父母会ってのも別の面からでも一体どんな組織なの?って興味が湧いてきました。

そもそも、気になるのは我が娘の事だけ・・・他の子どもには全く、興味を示さず、ずっと娘ばかりを目で追いかけていました。
楽しそうに遊ぶ娘を見て・・・気が付いたのです。

この子ひとりだけで保育所にいる時はどうするのだろう・・・たった一人の保育所は楽しいのだろうか・・・
頭の中では人と人の繋がりの大切さを理解しているつもりだが・・・我が娘の事だけを考えていてよいのだろうか・・・

当時の保育所での父母会といっても、父母の仲良しグループだけの集まりで、全体の3割程度の父母会への参加しかありませんでした。
どうせ父母会行事をするなら・・・みんな一緒に楽しめられないのかな・・・父母会って楽しめる場所じゃないのかな・・・

娘が年長になった年に名ばかりの父母会会長を引き受け・・・数名の役員として協力してくれる方々と「今年は父母会として、全世帯の入所を目指す。」って宣言して、協力をお願いしました。
毎月、毎月・・・お便りを出し、卒所する段階でやっと7割を超える加入まで・・・
面倒な事ばかりでしたが、父母会としての基盤整備が出来ただけでもよかったかなと思っています。
2年後・・・学童の父母会の祭りで娘が通っていた保育所に通わしているあるお母さんと話が出来ました。
今では全世帯が父母会に加入して、行事も楽しく行っていると・・・頑張った甲斐がありました。

学童についてもやはり、考え方は変わらず、「娘が通う学童を楽しくしたい。」その思いだけでした。

我が子の事を思うなら・・・その周りの子ども達も大切にしなくてはならない。
その子ども達がいる学童に於いては、非常に不安定で・・・行政の動向次第では良くも悪くもなる。

その為にも父母会で力を合わせて、子ども達を守る必要がある。

楽しむ事を第一に考えながら・・・私達大人がしっかりと守る為の組織としての父母会も維持し続けなければならない。
ひとつの父母会だけでは解決できない問題は・・・市連協へ相談し、共に問題解決に向けて、全市的な父母会の力で解消しなければならない。

不順な動機の始まりではありましたが・・・学童漬け・・・の充実した3年間を過しました。

次の世代へ伝えて卒業したと思っていたのですが・・・伝え方が悪かったのか・・・また、しばらく学童でお世話になります。

一人ひとりの方々が学童を理解し、次の世代へと受けつでもらえる様に・・・また、先日、他界された坂口さんが全身全霊を掛け、取り組んだ学童に道しるべが残せれば・・・
御役御免かな・・・


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