【父母OBのつぶやき】

其の十六


 父母の繋がり・・・

 学童保育では様々な問題が次から次へと・・・発生します。
特に問題なのは行政が余計な事ばかり始め・・・財政難を理由に利用者への負荷を高めています。
また、指導員への身分保障も曖昧な状態を都合のよい解釈で放置しています。

ここでは社会情勢が大きく変わってしまった以前の父母同士の繋がりについて少し、記載します。

 今も昔も仕事を続けながら育児をする事は非常に困難を極めます。
しかし、働かざるを得ない状況・・・国の制度の不備により、結局は国民・・・市民へとシワ寄せが降りかかります。
それは子ども達に困難な状況を招く結果を意味しています。

学童保育の作り運動からの父母達は非常に大きな信頼関係を築き、互いに助け合う精神を持っていました。

 土曜の開所を勝ち取った父母達は土曜日の保育が必要な子どもが一人でも居たと知ると・・・、特に利用する必要が無くても、土曜日の育成センターへの利用を申し込みました。
たった一人でもその子どもにとっては大切な学童・・・全員で学童保育を盛り上げて行く事を確認しあって、守り抜こうとしました。

 父母同士の繋がりの深さ、信頼関係、助け合う気持ち・・・これらがあって、例え困難な事であっても自分達で協力し合える事を一つ一つ探し出し・・・出来る事をする。

今ではとても考えられない繋がりがありました。


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