【父母OBのつぶやき】

其の十一


 繰り返し・・・伝えなければならないこと・・・【発展期】

 学童保育に於いては先ず、「子ども達が楽しく通う」事が第一の条件になります。
私達が親の都合で学童保育へ入所させたのですから…

 様々な行事を始め、共同保育からの地域への関わり…益々、父母達の役割が大きくなってきます。
ここで忘れてはならないのは…指導員の存在です。
共同保育では生活の場を探すのは当然の事として…昼間に子ども達の安全、安心を確保し…且つ、健全な育成へと導いてくれる指導員が必要です。
「子ども達が楽しく通う」為に指導員は全身全霊で子ども達の要求に応える努力をします。

 私達父母は指導員との信頼関係を深めながらより良く楽しめて、安全、安心を如何に子ども達へ提供できるか…子ども達が投げかける課題を共に話し合い、応える様に…実践を繰り返し行い、保育内容の充実を目指しました。

その結果として…学童保育の利用者も年々増加し…行政側も学童保育の必要性…重要性について再認識させる事となり、全小学校区での育成センターへの開設へと大きく発展させました。

しかし、財政難を理由に利用者の受益者負担を強いる事も招く結果となりました。

 育成料徴収に伴い、更なる保育施設の改善、保育の充実と共に…指導員への身分保障を更に要求する事になります。

利用者の増加…学童保育として地域での認知…必要性、重要性が確認できた時代と言えます。

また、この頃から…学童保育があるから利用するとした新しい世代が出始めます。

 作り運動から関わる父母達と次の世代とオーバラップした世代が…伝えなければならない事が中々、伝わらない世代へと問題を抱えながら学童保育は自己増殖の始まりの様でした。


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