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〒663-8247 西宮市津門稲荷町1-28-2F端

お問合せ回答FAQ

市連協はどの様な組織なのか

市連協や社協・・・何がどの様な関係があるのかよく判らないと聞きます。
市連協(西宮市学童保育連絡協議会)はそれぞれの育成センターで組織されている父母会の「総意」により、組織された市民団体です。
社協(西宮市社会福祉協議会)は西宮市が学童保育事業を行った際、様々な管理団体を経て、学童保育の一括した事業委託を受けて、学童保育の運営を行っていましたが、現在は指定管理者制度によって、指定管理者としての位置けであり、指導員の配置も含め、学童保育運営の全般を担っています。
市連協として、西宮市の学童保育の維持、向上を目的として、私たちの様々な要求を指定管理者を含め、西宮市への改善要求(要望書、陳情書、請願書など)を行っています。
また、父母会の交流を目的として、運動会(5月頃)、スポーツ(ドッジボール)大会(11月〜2月頃)を主催(実行委員会をブロック担当の父母会と協力して)しています。これらは子ども達が楽しみにしている行事になっています。
また、県連協(兵庫県学童保育連絡協議会)を通じて、全国連協(全国学童保育連絡協議会)との繋がりを持ち、兵庫県政や国の行政に対する学童保育の改善活動(各父母会への協力を求め)にも協力しています。

市連協の事を知って頂くために代表者会議の際に「市連協ニュース」を発行やホームページを開設し、学童保育に関る方々への情報発信も行っています。

学童保育は保育所とは異なり、法的に曖昧な事業であり、自治体での実施義務はありません。その為、利用者である私達父母が声を出して、維持、向上を行う必要があります。
学童保育事業が無くなれば、子どもだけでの留守番を行う事になり、非常に危険な時間を過ごす事になります。その為、私たちの勤務について考え直す必要が生じ、「働く権利」が奪われる事を意味するのです。
子ども達への「安全・安心した保育」を求めると同時に私たちの「働く権利」を求める為に活動を行っているのが市連協です。

何故、市連協行事は減らせないのか

市連協行事は下記の3つがあります。
・運動会
・スポーツ大会
・研究集会
これらは市連協に加盟して頂いている父母会をブロックと言う単位に分けて、それぞれのブロックでの持ち回りで実行委員会を立ち上げて活動して頂いています。
運動会は5月後半に実施していますが、これは運動会シーズンに当たる10月頃では会場となる場所の確保が困難である点がありますが、目的としては学童保育に新たに入所した子ども達と保護者の方が早く学童保育に馴染んで頂きたい点と他父母会との横の繋がりを持った地域交流を目的としています。
スポーツ大会のはじまりは親である保護者の交流を目的として、行われた行事であるが、今では子ども達が楽しむ行事となり、主にドッチボール大会が行われます。
過去には綱引き大会などを行ったこともあり、それぞれの実行委員会で競技内容を決定して行われます。
研究集会は現在、保護者である大人達へ学童保育について考えて頂く機会として、開催しています。
市連協行事に対し、運動会、スポーツ大会は子ども達が楽しみにしている市連協行事として、定着しており、市連協事務局としては減らす事に関しては望んではいません。

行事への負担として感じる方々が多くなっている事は市連協事務局としても十分に認識をしています。
その為、実行委員会での会議の回数を減らすなどして、改善策を講じています。

市連協行事を楽しみにしている子ども達の為にも一緒に楽しめる行事として、皆様のご理解とご協力をお願い致します。

市連協は必要なのか、脱退した父母会の理由はナニか

市連協としての存在には意義があり、私達の「働く権利」を守る上でも重要な組織だと考えています。
今、私達が各同保育を利用できるのは西宮市が行う事業であり、そのサービスを買っているから問題は無いと考える方々が多くなっていますが、学童保育は先輩父母達の「学童保育つくり運動」によって、現在の学童保育があるのです。
また、つくり運動の先輩父母達の意志を引き継ぎ、多くの父母達の運動により、下記の向上、発展がなされています。

・市内全小学校での学童保育の開設
・小学校校庭内での施設の設置
・全育成センターへのクーラー設置
・育成料値上げの延期
・学童保育を希望する世帯の全員入所
・育成センターの分割(第二学童の開設)
・長期休暇期間外での土曜日の開所
・しょうがい児童への6年生までの保育実施
・19時までの延長保育の実施


これらは学童保育の管轄部署への交渉や市議会に対しての陳情書、請願書を提出するなど、学童保育への改善、向上に向けた取り組みの結果です。
学童保育自体が「児童福祉法」第6条にある為、自治体での開設義務のない事業である為、いつ学童保育が無くなってしまってもおかしくない事業です。
その為、行政に対しても「数の論理」で一部の声ではなく、市民の声として、行政への取り組みが重要である為、市連協は重要な組織であります。

市連協から脱退する父母会の殆どは父母会として機能できていないところです。
市連協行事への参加も難しく、父母会役員としての活動だけでは取り纏めが困難になっているところです。
中には活発な父母会の脱退がありましたが、一番の理由として、会費に対する見返りが無いとの事で脱退を決めています。
市連協の会費は学童保育への質的改善、向上を目的とした活動を行っており、会費に見合う見返りを実質的にあるものではありません。
この様な考え方は非常に悲しい事だと市連協事務局は感じており、学童保育が利用できる状態である訳と父母会としての存在意義を見出せていない方々が中心になって、運営された結果ではないかと考えざる得ません。
脱退される父母会への話を聞く為、父母会への参加を打診するのですが全て拒否されています。
父母会として、独自に今後の父母会をフォローできるのあれば、よいのですが、その様な考え、活動が無いのであれば無責任な結論を出したと思います。

学童保育のつくり運動で今の学童保育の礎を作った先輩父母達の意志は自分達の世代だけではなく、今後、同じように働く権利を守りながら、子育てをする私達の為に自治体が事業として行う学童保育へと発展させてくれました。
私達は次世代の父母達へ学童保育を利用できる様に引き継ぐ義務があると考えています。

「日本の学童ほいく」誌をなぜ勧めるのか

日本の学童ほいく誌は全国学童保育連絡協議会が発行する唯一の機関誌です。
ほしく誌は学童保育に関る様々な情報が掲載されている点と読者である私達、保護者からの記事、指導員からの実践報告を兼ねた記事が掲載されます。
私達にとって、最も身近なハウツー誌として十分に価値のあるのです。

このほいく誌の売り上げからそれぞれの連絡協議会を通じて定期購読された場合に協議会への活動資金の一部として全国学童保育連絡協議会から還元されます。
皆様からの会費以外にもこの還元金で市連協の運営資金として、活用させて頂いています。
多くの皆様の定期購読を広げて頂きます様、ご理解とご協力をお願いするものです。

なぜ、指導員の雇用を考える必要があるのか

指導員は指定管理者が雇用(非正規雇用)する方々です。
私達はできれば同じ指導員に長く子ども達の保育を見てもらいたと考えています。
しかし、非正規雇用としての指導員は非常に労働条件は悪く、指導員自身の生活を考えるととても厳しい状況であると言わざる得ません。
また、指導員は専門性は必要な職業であり、現在の指定管理者制度の下でその状況は厳しくなる一方です。
私達は指導員に対しては子育ての良きパートナーとして、接するべきであり、その結果、子ども達の安全、安心した場を確保することが出来、私達の働く権利を得ることができるのです。
その為にも指導員として、専門性が必要な重要な仕事に対する対価を保証させる取り組みを行うことが同じ労働者として取り組む事が重要であると考えています。

今の学童保育に於ける問題はナニ

学童保育は非常に曖昧な制度によって行われる事業です。
地域によっては共同保育として、私達、父母が場所を見つけ、指導員を雇用し、運営するところもあります。
今、西宮市での学童保育で最も注意しなければならない問題としては下記の事項です。

・指定管理者制度によって、運営されていること
・待機児童がいること
・施設の老朽化
・入所審査での基準が厳しいものになっていること
・文部科学省の管轄である放課後子ども教室での利用施設候補に育成センターが挙げられていること
・子ども、子育て新システムへの導入を目指していること
・育成料(施設利用料)が高いこと


これらの問題については、代表者会議や役員会議、市連協ニュースでお伝えすると共に皆様と一緒になって取り組むべき問題であると考えます。

父母会の活動は働きながらでは大変なのですが・・・

既に我が子が学童保育を卒業している市連協OB役員に於いても大変さは同じです。
学童保育に於いては曖昧な法整備によって、いつでも自治体が事業を止めてしまっても何ら法的に問題はないモノなのです。
ひとりでも多くの学童保育を必要としている方々を受け入れ、尚且つ、自治体が行う学童保育を維持、向上させるには現在、学童保育を利用している私達の世代の父母の手に掛かっています。
そもそも、父母会は「同じ仕事を持つ学童期の子育ての助け合い」を目的とし、一人ひとりの小さな声や力を市連協に結集させることで今、私達が学童保育を利用する事が出来ています。
「働きながら・・・」の父母会活動や市連協への参加は大変な事ではありますが、子ども達が楽しく学童保育に通ってもらう事が重要であり、強いては私達の「働く権利」を守り、生活への基礎を築き上げる事ができるのです。
父母会活動や市連協での活動は父母会での相互の助け合いによって、全力ではなく、極僅かな取り組みを一人ひとりが出来る事を探し、協力し合う事で大変さが減り、学童保育での父母会の大切さや協力しようと思いやる事で楽しみを見出せると考えます。
出来れば、今一度、父母会に於いて、「学童保育は私達に取って必要なものなのか・・・」との問いかけから、「父母会」について、話し合って頂き、父母一人ひとりが出来る事は何があるのかを考えて貰いたいと思います。

育成料は無料化を求めているそうですが、保育の質が低下しませんか

西宮市が留守家庭児童育成事業を開始する前は親達の手によって、共同保育での学童がなされていました。
そして、西宮市が公設民営で行う事となった当初は育成料は「無料」で誰でも(定員枠がありますが)学童保育を利用する事ができました。
市連協としては学童保育は福祉事業であり、福祉事業に関しては自治体が責任を持って、事業を行い、利用者に対していは「無料」で提供すべきサービスであると考えています。
財源に関しては、厚生労働省と都道府県からの補助を得て、自治体での持ち出しとなる費用は極僅かであり、充分な価値が利用者としては得られると考えています。
保育に於いても、指導員を自治体職員として採用する事で保育についての研修会をはじめとして、様々な教育を実施する事で保育内容の質的低下も防げると考えています。
現在の行政の開発有りきでの無駄な資財の利用を抑える事、第三セクターで運営し、破綻した施設の維持の為に年間、数億もの維持費を投入する事、自治体として、駅周辺への再開発を名目に鉄道会社への優遇や土地の提供、開発費の捻出を見直す事で十分な費用が確保できると思っています。
広島市に於いては、指導員や父母との連携で自治体への取り組みによって、今尚、学童保育に於ける育成料は「無料」となっており、運営への支障はない状態で保育が行われています。

指定管理者が変われば保育がよくなると思うが・・・

現在、指定管理者制度により、西宮市の学童保育の運営は公募・非公募によって、事業者が決められています。
指定管理者制度での導入は学童保育にとってはそぐわない制度であるとしていますが、保育の質はそれぞれの学童保育に於ける指導員によって左右されるところがあります。
指定管理者が変わる事で保育がよくなると言う回答では・・・判らない。となります。

西宮市での新たな指定管理者の指導員の質が悪い訳ではなく、子ども達へは親身になって支援をしていると聞いています。
しかし、企業としての利益を得る方法として、夏休みなどのキャンプでは企業施設を利用させるなどして、従来、父母会でコストを抑えながら行うなどしていた事が金銭的に大きな出費となっている様です。
全ての世帯が経済的に裕福であれば、気にする事もないでしょうが、本来の父母会による手作り感覚のある暖かな行事が出来るとは限りません。

西宮市では新たな企業が運営を行なう事で事業者間での切磋琢磨した保育の質的向上を図る狙いがある様ですが、事業者間の交流がない状態でどの様にされるのでしょうか・・・
保育の質を高める為には継続した指導員の雇用を考え、指導員一人ひとりに合った研修を実施するなどして、質的向上を自治体が責任を持って行うべきなのです。
これらは市民へのサービス向上へも繋がり、働く事を続ける事で自治体への財政も安定したものとなると考えます。

これからの活動のポイントはナニか

学童保育に於ける様々な取り組みに於いて、最も重要なポイントとしては「父母会」です。
父母会が活発でないと何事も前に進むことが出来ず、私達の働く権利すら脅かす事態を招くとも限らないのです。
私達、一人ひとりがしっかりと考える事が大切なのです。
父母会へは市連協事務局が参加させてもらい、皆様が感じていることを知りたいと考えており、加盟父母会全てを回りたいと思います。その際に疑問や知りたいことなどお気軽にご質問して頂ければと思っています。

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